その他
小児産婦人科医療
小児婦人科医療について

小児期から青年期へと成長する時期は、心身両面で様々な変化が起こります。特に、思春期は大きな転換期です。身体的な二次性徴や、心理的な自我の目覚め、アイデンティティの確立など、複雑な発達課題に直面する時期なのです。
当院では、小児期の体と心の悩み、性に関すること、性感染症、避妊・緊急避妊などの相談を受け付けております。この時期の女性にとって、婦人科はやや敷居が高いかとは思いますが、どうぞお気軽に、何でも相談してください。
このような症状はご相談ください
- お腹がすぐに痛くなってしまう
- 月経痛があって不安だ
- 下痢や便秘が続いている
- 朝起きられず、午前中調子が悪い
- 気を失って倒れてしまうことがある
- 体が重たくて、だるい
- 顔色が悪い
- 食欲がない
- 心臓の拍動が速くなる
- 下腹部や腰が頻繁に痛む
- 原因不明の体調不良に悩んでいる
- ダイエットで体調を崩した
など
思春期によく見られる病気・症状
思春期によく見られる病気や症状としては、起立性調節障害、月経困難症、月経前症候群などがあります。このうち起立性調節障害は、朝が起きづらい、頭痛をよく訴える、立ちくらみがするなどの症状がみられます。この時期は体が急激に成長して自律神経のバランスが崩れやすいため、起立時に脳や全身への血流が滞ってしまうのです。不登校や引きこもりにつながるケースもあるので、調子がすぐれないときはお早めに当院をご受診ください。
月経困難症は、月経血を外に押し出そうとして子宮が強く収縮することによって生じる下腹部痛や腰痛です。思春期の女性の子宮は未熟なので、月経血が排出されにくく、月経痛が強くなることがよくあります。また、月経前症候群は、月経前に体の変調が起こります。月経時期の数日~2週間前ごろから始まり、月経が始まると解消します。症状の種類や程度は人それぞれ異なりますが、日常生活に支障が出るようなときは治療をお勧めします。